海外大学との交流促進のために、3大国際教育交流フェア(NAFSA、EAIE、APAIE)に参加しよう!
「NAFSA(北米)」「EAIE(欧州)」「APAIE(アジア太平洋)」は、それぞれのエリアを代表する国際教育交流団体です。その「年次大会(国際教育交流フェア)」は各地域での最大規模を誇り(NAFSAは世界最大)、海外で開催される国際教育交流フェアの中ではこの三つをまず押さえるべきと言えます。以降この三つの年次大会をここでは「3大フェア」と呼び、詳しくご案内します。
「3大フェア」のいずれにおいても、世界各地の国際教育関係者が集い、高等教育関連機関の協力・提携の促進、担当者の研修・育成、ネットワーキング強化などを目的とした、様々なイベントが実施されます。留学生をリクルートするという学生向けのフェアではなく、大学間同士・国際関係担当者同士が交流する、というのが大きな特徴です。
大会の主旨を理解し、参加したいと思った場合、参加登録手続き(有料)をすれば、どなたでも参加可能です。(一部さらに参加費を支払ったり、事前予約が必要なイベントもあります)
海外大学との提携や、国際化促進を考えている大学は、ぜひこのようなフェアに参加されることをお勧め致します!
※JAFSAは3大フェアを海外事業の拠点とし、次の活動を行っています。詳しくは II) フェア内容 をご覧ください。
●会員大学を取りまとめて「STUDY in JAPAN」の統一ブランドのもと「日本合同ブース」を出展し、海外に向けて日本の高等教育をプロモート! |
●JAFSA会員やJAFSA役員による「JAFSAセッション」を実施し、発表により海外に向けて日本の高等教育事情を発信! |
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(各項目をクリックすると当該箇所に飛べます)I) 3大フェア 「NAFSA, EAIE, APAIE」の主な特徴
II) フェア内容
《II-a. 世界の大学・教育機関のブース出展》
《II-b. セミナー・ワークショップ》
《II-c. ネットワーキングイベント》
I ) 3大フェア 「NAFSA, EAIE, APAIE」の主な特徴
開催地や規模、参加者等から、それぞれの特徴を見ると下記のようになります。
《NAFSA》
世界最大規模で、参加者数も顔ぶれ(機関種別、国籍など)も最多。広い会場内で朝から晩までびっしりと同時に多くのイベントが進行している。ブース、セミナー、レセプション、どれをとっても最多でバラエティも豊かで、国際教育交流に関する最新の動向を入手するのに適している。
スケジュールが密なため、参加目的・計画を予めしっかりと持つことが必要。短期間で数多くの団体・参加者との交流が可能な分、その場での即決力、事後のフォローしていく力が求められる。
《EAIE》
NAFSAに比べて規模が一回り小さいため、短時間に面談を素早く数多くこなすというより、会いたい相手と少し腰を落ち着けて交流するのに適していると言える。
欧州機関の参加比率が高いため、このエリアでの展開を目指す団体にはお勧め。またNAFSAのような民間企業の参加は比較的少なく、大学参加の比率が高いのも特徴。
毎年異なる欧州の国・地域で開催されるため、その年ごとに開催地ならではの大会カラーがあり、特に現地協定校を前後で回る場合は変化に富むと言える。
《APAIE》
NAFSA、EAIEに比べるとまだ規模は小さいが、近年成長を遂げており、アジア太平洋地域を代表するフェアとしての立ち位置を確保しつつある。
アジア太平洋地域の参加団体が多いため、このエリアの展開に力点を置く団体にお勧め。また近年増えてきている欧米の参加団体も、アジア太平洋地域に関心の高いところが多く、このような団体との提携・交流を望む団体にも適している。
日本から近い場所で開催されることが多いため、出張の費用・時間的な面での負担が比較的抑えられるのも魅力。
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II) 3大フェアの実施内容
各フェア共通で実施されることは主に下記の3点です。3-4日の短い大会期間中に、下記のようなことが同時に進行していきます。大会公式サイトに掲載されるプログラムを事前にチェックして、会期中の行動スケジュールを決めておくのが、フェア有効活用のポイントです。
(いずれの効果もあくまで期待値・予測値であり、実現を確約するものではありません)
《Ⅱ-a. 世界の大学・教育機関のブース出展》…各ブースにて出展団体の広報活動が展開される。自ら出展する、もしくはこちらからブースを訪問することで、提携・協定に向けた新規開拓や既存の協定校のフォローアップができる。 |
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《Ⅱ-b. セミナー・ワークショップ》…世界各国から事前に審査の通った優れた発表が実施される。参加聴講することで、国際教育交流に関する世界の動向を把握したり、最新情報が収集できる。また国際関係担当者の育成・研修の場にもなる。参加者同士のネットワーキングにもつながる。 |
《Ⅱ-c. ネットワーキングイベント》…レセプション等、改まった商談とは別に参加者交流の機会が設けられている。参加することで、国・地域を超えた情報交換や担当者同士の幅広いネットワーク作りができる。 |
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《II-a. 世界の大学・教育機関のブース出展》
…広報活動、提携・協定に向けた新規開拓、既存の協定校のフォローアップ
フェアでは、世界各国・地域から来ている大学や教育機関が「ブース出展」を行ないます。
- 各ブースにおいてそれぞれの出展団体の広報活動が展開され、関心のある来場者との面談がその場で随時実施されます。
- 面談では、単なる情報収集にとどまらず、具体的な大学・教育機関同士の提携・協力に向けての話が進められます。新規の来場者のみでなく、既に協定・提携を交わしている機関との打ち合わせも進められ、稼働中のプログラム等のフォローアップの場としても利用されています。
- 出展団体としてブースを持つメリットは、決まった拠点でゲストを迎えることができ、行き違うことなく効率よく打合せができる、アポイントなしでの訪問者も増え、新規開拓につなげられる、といったことがあげられます。
- また継続して各種海外フェアに出展することで、大学・機関の知名度が上がり、海外での認知度・ブランド力を高める、という効果も期待できます。
※JAFSAは会員大学をとりまとめて「STUDY in JAPAN/日本合同ブース」を3大フェアで出展しています! |
海外フェアでのブース出展は、近年、国・地域別でまとまって出展する傾向が強くなってきています。一大学・一機関での出展も可能ですが、各国・地域の大規模なパビリオン展開の中、目立たなくなることは否めません。
そのような中、JAFSAは会員大学をとりまとめて「STUDY in JAPAN/日本合同ブース」を3大フェアで出展しています。統一された装飾で華やかに展開し、規模も年々大きくなっている「日本ブース」は、海外からの注目が高まっています。
各フェアの「STUDY in JAPAN/日本合同ブース」には、JAFSAにお申込みいただければ出展可能です。(JAFSA団体会員限定です)
※海外の提携校数や過去の参加回数などの規模・経験値は問いません。全く初参加でも、フェアの主旨、日本合同ブースの主旨をご了解いただければ、出展可能です。 (団体会員限定です)
↓ 合同出展ではこのようなメリットがあります! ↓
- 広い会場の中で「日本」として大きく展開するので目立つ。
- ブース装飾、プログラム広告掲載、合同レセプション開催などを共同で行なうため、PRの機会が増えるだけでなく、一団体あたりの費用負担が軽減される。
- 「シェアブース(1つのブースを2団体でシェア)」でも出展可能なため、費用的な負担が軽減できる。
- 主催機関(NAFSA,EAIE,APAIE)との交渉、事務的な手続きはJAFSAが行なうため、出展団体は出展の中身の方に専念できる。
- JAFSA団体会員同士なので、事前準備や現地会場でコミュニケーションが取りやすい。
- JAFSAからのフォローや情報提供があるので、初めてでも安心して出展に臨める。
※3大フェアでの出展をお考えの方は、ぜひ「JAFSA取りまとめ合同ブース」にお申込み下さい! JAFSAの団体会員であれば、JAFSAへお申込みいただけます! (募集要項は各フェアのページよりご確認ください) |
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◎ NAFSA …大会前年の9-10月頃より出展募集開始致します。 |
◎ EAIE …大会前年の2-3月頃より出展募集開始致します。 |
◎ APAIE …大会年の10-11月頃より出展募集開始致します。 |
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《II-b. セミナー・ワークショップ》
…国際教育交流に関する各国・地域の最新情報の収集、国際関係担当者の育成・研修、参加者同士のネットワーキング
大会中は展示会場と同一もしくは隣接する会場で、国際教育交流をテーマにした、優れたセミナー・ワークショップが実施されています。この聴講・参加を通じて、世界各国の国際教育交流の潮流や最新情報を入手できます。自己啓発やスタッフ育成の機会ともなります。
自分が発表者になれば(事前の応募・審査に通ることが必要)、自らの研究・調査テーマを多くの方に知っていただくことができ、さらにまた別のテーマやステージへの発展へとつなげていくことができます。
同じテーマに関心のある者が多く集まることから、発表者や参加者同士でのネットワーキングの場としても活用されています。
§NAFSA「JAFSAセッション」について§
2011年より毎年NAFSAからJAFSAに対して特別枠をオファーされて実施している、日本の高等教育に関する発表です。
2014年からは文部科学省にも発表を依頼しており、各大学の個別事例とともに日本の実情や今後の目標などをプレゼンテーションする良い機会となっています。
発表テーマはNAFSAからリクエストがありますが、それに基づきJAFSA理事が内容を企画し、JAFSA理事校を中心に発表者を選抜し、文科省の協力も得て行ないます。
§海外フェア関連奨励金§
JAFSAでは、国際関連部署の若手職員の海外教育フェア等への参加を、国際関連業務に関する「スタッフデベロップメント(SD)」と位置づけ、参加奨励金を支給します。
受給者には、「国際交流部門の若手職員として、海外教育フェア等に参加することで、世界の国際教育交流の現場を体験し、所属している大学における今後の業務に生かすこと、国際交流の課題を見つけること」が期待されます。
まだ海外フェアに経験が少なくとも、これから積極的な参加を検討されている大学は、ぜひこの奨励金をご活用ください。
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《II-c. ネットワーキングイベント》
…国・地域を超えた情報交換、担当者同士のネットワーク作り
海外大学・機関の現場担当者が一同に集まるため、大会中のわずか数日間の中で、多くの担当者と直接対面で交流できます。世界各地を出張して回る必要が無く、大変効率的です。旧交を温めるだけでなく、新規のネットワーク拡大のための貴重な機会となります。
大会中には、レセプションやコーヒーブレイクなど、改まった打合せとは別にカジュアルな雰囲気の中でも、参加者交流が図れる機会が多く設けられています。このような場に多く参加することで、さらにネットワークを広げることができます。
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3大フェアの「STUDY in JAPAN/日本合同ブース」でお会いしましょう! |